2008 秋
みなさん、こんにちは!
受験生の皆さんはもうすぐ本番を迎えますね。
体調には気をつけて、ラストスパート頑張って下さい😊!!
さて、本日の記事では2008年秋の出来事を振り返ります。
この時には、水野慎士コーチがバスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズプロジェクトに参加しました!
NBA選手のダーク・ノビツキー選手と水野コーチ
バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズとは?
''バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズ(BWB)は、NBA(全米プロバスケットボール協会)とFIBA(国際バスケットボール連盟)が、グローバルなバスケットボールの発展とバスケットボールというスポーツを活用した社会貢献活動であり、多くのNBA/WNBAの現役・引退選手、チームスタッフやFIBAコーチがキャンプのコーチとして参加して開催しています。開催各地の19歳以下のトッププレイヤーを対象に、バスケットボールのスキルアップのためのドリルやゲーム練習等を行い、また、日常生活のスキルアップのためのセミナーにより構成されるキャンプです。''
(🏀公益財団法人・日本バスケットボール協会 ”バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズとは” より引用 http://www.japanbasketball.jp/bwb/)
バスケットボール・ウィズアウト・ボーダーズは毎年アジア、オセアニア、アフリカなどで開催されており、開催各地の19歳以下の選手たちが選抜され参加します。近年では、2016年に明成高校の八村塁選手が選ばれました⛹️
参加のきっかけ
皆さんは水野コーチが、青年海外協力隊としてアフリカのジンバブエという国で2年間、バスケットボールのコーチとして活動していたことはご存じですか?水野コーチがバスケのコーチとして活動している際に、ジンバブエやお隣の南アフリカを中心として活動しているHoops4Hope(以下、H4H)というNPO団体とお仕事をする機会がありました。2年間の協力隊生活を終えて日本に帰国した後も、H4Hとの繋がりは続いていました。
Hoops4Hopeとは?
ジンバブエ、南アフリカの子どもたちにバスケットボールやサッカーなどを通じてライフスキルの向を促すプログラムを実施しているNPO団体です。アフリカは貧困・犯罪・病気など多くの困難を抱えている地域が未だ数多くあります。そのため、バスケットボールを通じてライフスキルを伝える活動を行っています。
そのライフスキルプログラムが評価され、2006年よりバスケットボール・ウィズアウトボーダーズでも各国から参加する選手たちにもライフスキルプログラムを実施しています。そして、2008年にH4Hのメンバーの一員として水野コーチにもBWBへの参加の声がかかり、日本人としては初めてBWBアフリカに参加することとなりました🎉
(🏀HOOPS4HOPEオフィシャルページ:http://www.hoopsafrica.org/)
BWBでのH4Hの活動内容
5日間に及ぶキャンプの中でライフスキルアップセミナーは合計3回行われました。ライフスキルには、HIVやAIDSの啓発、リーダーシップ、ジェンダー教育などが含まれます。
【HIV・AIDSセミナー】
アフリカにおいても、HIV/AIDSは深刻な問題です。そのためアフリカに住んでいる多くの人々がHIV/AIDSについて知ってはいますが、その数は一向に減少しません。そこでH4Hのライフスキルセミナーでは、歌や踊りやゲームを通してHIVやAIDSを楽しみながら、明るい雰囲気の中でHIV/AIDSの啓発活動をしています。
【リーダーシップセミナー】
リーダーシップをテーマに行われたセミナーでは、選手達にリーダーシップの大切さ、また周りの人々を良い方に導く事の大切さを伝えています。ゲームを通してより分かりやすくリーダーシップを伝えます。将来アフリカを代表して活躍する人材になる可能性の高い選手達にとって非常に重要な内容です。
【ジェンダー&カルチャーセミナー】
「ジェンダー」とは社会的、文化的な立場からみた性別の事です。アフリカでは文化的に男性優位の文化が昔から継承され根強く残っている地域や民族が多く、南アフリカやジンバブエでも同じです。そういった文化の中、女性の地位向上を図る為に様々なジェンダー啓発の活動が行われています。H4Hでもこのジェンダーと文化の問題をテーマに様々な取り組みをしています。今回はその取り組みをヨハネスブルグ近郊から集められた15~16歳の女子高生(バスケットボール選手)60名を対象にジェンダー啓発を行ないました。
バスケットボールの練習では、WNBA・NBAで活躍する選手達がコーチとして参加しています。今回のプロジェクトでは元WNBA選手のジェニファー・アズィに加え、NBA選手のダーク・ノビツキー (ダラス・マーベリックス)、クリス・ボッシュ (マイアミ・ヒート)などが参加しました。
現在、ERUTLUCの海外事業部長の水野コーチは毎年開催される海外コーチクリニックの通訳をするだけでなく、海外コーチ育成ツアーやバスケットボールを通じたジンバブエへの復興支援など数多くの活動をしています。
これからも多くの事を皆さんに還元してくれる事間違いなしです!!
それでは、次回の記事もどうぞお楽しみに😁